今日のこころちゃんは、つらい気持ちで胸がいっぱい。どうしても気持ちの整理がつかないみたいです。いつものように、カームさんのところへ相談にやって来ました。
カームさん、最近、胸が苦しくて、頭の中がぐちゃぐちゃなんだ。いろんなことが一度に押し寄せてきて、何も考えられないの。どうすればいいのかわからなくて…。
それはつらいことだね。気持ちがいっぱいになって、自分がどうしたいのかわからなくなること、あるよね。まずは、今感じている辛さに向き合う前に、自分にやさしくしてみようか。
やさしくって…どうやって?
自分に全部が整理できなくても大丈夫だって、言ってあげてほしいの。今、頑張っている自分を責める必要はないんだよ。
ポイント1
つらい気持ちがいっぱい…そんなときこそ自分にやさしくしてあげる
心がいっぱいで苦しいとき、無理にすべてを整理しようとせずに、まずは自分にやさしく接してみてください。今の自分を責めずに『これでいいんだ』と受け入れると、次第に心が軽くなっていきますよ。
でも、どうしても自分のことを責めちゃうんだ…。
今、こころちゃんの頭の中にはたくさんの思いがぐるぐる回っているんだ。それを無理に解決しようとすると、余計に心が重くなってしまうよ。まずは、一度自分の気持ちを紙に書き出してみようか。思っていることや感じていることを、少しずつ整理してみよう。
書き出すことで何か変わるの?
書き出すだけで、心の中が少し軽くなることがあるよ。頭の中でぐるぐるしていたことが、目に見える形で整理されていくから安心するんだ。今感じていることを言葉にするだけで、心が少し落ち着くことがあるんだよ。
そうなんだ…。じゃあ、思いつくことを全部書いてみるね。
ポイント2
できる範囲で、つらい気持ちをノートに書き出してみよう
心の中でぐるぐるしていることをノートに書き出すと、頭の中が整理され、気持ちが少し軽くなることがあります。無理に全部解決しなくても大丈夫。今感じていることを言葉にするだけで、心の中が少しずつ落ち着いていくかもしれません。
なんだか、少し気持ちが落ち着いたかも。書いているうちに、自分が何に悩んでいるのかが見えてきた気がする。まだ解決していないけど、少しだけ軽くなったかも。
よかった。大切なのは、今感じていることをそのまま受け入れること。気持ちを無理に消す必要はないんだよ。
今すぐ何とかしなくてもいいんだね。少しずつでもいいの?
うん、少しずつで大丈夫。こころちゃんが自分のペースで気持ちに向き合うのが大切だよ。今日は頑張ってくれてありがとう。また何かあったら、一緒に考えようね。
まとめ
つらい出来事があると、ひとは苦しさで胸がいっぱいになります。しかし、つらいと感じているあなたは、つらいことに向き合える、心の強い人です。つらい心でいっぱいの自分を責めず、まずはやさしくしてあげてください。自分の気持ちを受け入れることで、心が軽くなっていきますよ。
つらすぎる気持ちを軽くするポイント
自分を責めない
つらい気持ちを抱えている自分にやさしくしてあげましょう。
気持ちをノートに書き出す
頭の中でぐるぐるしていることを、無理せずにそのまま書き出してみましょう。
ノートの書き方は自由
きれいにまとめる必要はありません。感じたことをそのまま書いてみてください。
できる範囲からで大丈夫です。無理せず自分のペースで進んでいきましょうね。
Calm
この会話で使われている心理学的アプローチ
この会話で使われているのは、心理療法のひとつ、認知行動療法(CBT)です。
認知行動療法は、気持ちや思考を整理し、少しずつ心を軽くするために効果的な方法として、世界中で広く使われています。
ここで提案している「書き出す」という方法は、頭の中でぐるぐるしている考えを外に出して、目に見える形にすることが目的です。これは、認知行動療法でよく使われるテクニックで、思考を整理し、少しずつ自分の気持ちを理解するのに役立ちます。
気持ちを無理に抑え込んだり、すぐに解決しようと焦らなくて大丈夫。まずは、今の自分が感じていることをそのまま受け入れ、ゆっくりと自分のペースで気持ちに向き合っていくことが大切です。このプロセスを通じて、少しずつ心が軽くなることを感じられるかもしれません。
認知行動療法は、小さなステップで進むことで、大きな変化をもたらすことがあります。無理せず、自分のリズムで取り組んでみてくださいね。
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