#5 つらい気持ちが続くとき、無理せず心が軽くなる方法

こころちゃんは、最近つらいことが重なって、心がクタクタです。いやな記憶が何度もよみがえり、つらい気持ちでいっぱい。どうしたら心が少しでも楽になるのか、カームさんに相談することにしました。

こころ

どうしてこんなにつらいことが続くんだろう…。もうどうしていいかわからないよ…。

カーム

それは本当につらいね…。そんな中でここまで頑張ってきたこと、本当にすごいよ。まずは、そのつらさを感じている自分を大切にしてあげよう。

もちろん自分を大切にできたらいいけど、つらすぎてそれどころじゃないよ…。

そうなんだね…。つらすぎて気持ちが重くなるのも無理ないよ。つらい出来事が続いていると、「不安」や「悲しみ」が心に溜まってしまうから。でも、少し整理してみると、心が少し軽くなるかもしれないよ。今の気持ちを少しでも軽くするために「つらい出来事」と「つらい気持ち」を分けて考えてみようか。

ポイント1

つらい出来事とつらい気持ちを分けて考えよう

つらい出来事は、現在の環境や過去から続いていることかもしれませんが、そこで感じる「つらい気持ち」は、今の心に大きく影響を与えます。心がつらいときは、無理に出来事を忘れようとしなくても大丈夫。まずは「今感じているつらい気持ち」にそっと寄り添ってみましょう。あなたの心に寄り添うことで、少しずつ心が軽くなるのを感じられます。

そっか…「つらい出来事」だけじゃなくて、それから生まれた「つらい気持ち」も私をつらくさせてるんだね。

そうなんだよ。だから、『つらい出来事』と『つらい気持ち』を分けて考えることが大事なんだ。無理に出来事を忘れようとしなくていいから、「今はつらくていいんだ」って気持ちを認めてあげることが、少しずつ楽になるための一歩になるよ。

つらくてもいいんだ…。考えたことなかったかも。

うん。今はつらい気持ちを、そのまま感じてていいんだ。そして「今はつらくても大丈夫」って自分を認めてあげると、心が少しずつ楽になっていくよ。実は、つらさを感じることで、こころちゃんが「何を大切にしたいのか」に気づけることもあるんだよ。

ポイント2

つらい気持ちを認めるだけで心が軽くなる

つらい出来事を無理に忘れる必要はありません。まずは、つらい気持ちをそのまま認めてあげることで、少しずつ心が軽くなっていきます。気持ちを押し込めず、感じたままを受け止めることで、自分にとって大事なものや、隠れていた強さを見つけることにもつながっていきます。

じゃあ、今のこのつらい気持ちも無駄にはならないってこと?

もちろん無駄にならないよ!今のつらい気持ちも、こころちゃんの大切なことを気づかせてくれるものなんだ。焦らなくていいから、少しずつ、つらい気持ちに優しく寄り添ってみてね。

うん、つらくても少しずつ楽になるかもって思えたら、ちょっとホッとしたかも。

よかった。つらいときほど自分を大切にして、ゆっくり一緒に進んでいこうね。

まとめ

つらい出来事は避けたいものですが、実際には出来事そのものよりも、その時に感じた『つらい気持ち』が心に強く残ることが多いものです。無理に出来事を忘れようとせず、まずは今感じているつらい気持ちを、そのまま認めてあげましょう。つらい気持ちを認めることで、少しずつ自分の気持ちに気づき、心を軽くすることができます。

つらい気持ちでいっぱいでも、無理せず心が軽くなる方法

つらい出来事と気持ちを分ける

出来事は現在も続いているかもしれませんが、そこで感じる「気持ち」は今の心にあります。出来事と気持ちを分けて考えましょう。

つらい気持ちを認めると心が軽くなる

つらい気持ちを無理に押し込めず、感じたまま認めてあげましょう。少しずつ自分の気持ちに気づくことで、心を軽くすることができます。

つらい気持ちを認めるのは簡単ではありません。無理をせず少しずつ自分の気持ちを受け入れることで、心の中に変化や成長を感じられるようになります。焦らず、あなたのペースで進めていってくださいね。

Calm

この会話で使われている心理学的アプローチ

この会話で使われているのは、心的外傷後成長理論(PTG)という心理療法の一つです。

PTGは、つらい経験やトラウマを乗り越えたあとに、自分の中に新しい力や成長を見つけることができるという理論です。

つらい出来事に直面すると、「どうして自分だけこんなにつらい思いを…」と感じることがあるかもしれませんが、その経験を通じて自分自身に新しい気づきが生まれることがあります。無理に忘れようとせず、少しずつ自分の気持ちに向き合うことで、心の中に成長や変化が訪れるのです。

つらい経験は自分を知る大切なきっかけになることがあり、その経験を経て、より強くなった自分や新しい視点を見つけられるチャンスになることもあります。焦らず、自分のペースでゆっくり進めることが大切です。

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