こころちゃんは、最近ちょっとしたことで自分を責めてしまい、心が苦しくなっています。どうしてこんなに自分を責めてしまうのか、今日はその悩みをカームさんに相談しに来ました。
最近、すぐに自分を責めちゃうんだ。「どうして私はダメなんだろう」って考えちゃって…。
それはつらいね。小さなことで自分を責め続けると、心がどんどん苦しくなるよね。でもね、こころちゃんが自分を責めてしまうのは、こころちゃんが悪いわけじゃなくて、過去の経験や「考えるパターン」が関係していることが多いんだよ。
考えるパターン…?どういうこと?
「考えるパターン」というのは、普段の考え方のクセのことだよ。たとえば、何かうまくいかないことがあると、すぐに「私が悪い」と思ってしまうクセがあると、無意識にそれを繰り返してしまうんだ。
ポイント1
自分を責めてしまうのは、過去の経験と考えるパターンが影響している
「すぐに自分を責めてしまう」というのは、あなたが悪いからということでは決してありません。これまでの経験や環境の影響に加えて、自分の考えるパターンが深く関わっているからです。特に、失敗やミスをすぐに「自分のせい」と思い込んでしまう「考え方のパターン」ができていると、何気ない出来事でも自分を責めてしまうことが多くなってしまいます。この「考え方のパターン」に気づくことが、自分を責めないための第一歩です。
じゃあ、どうやってそのパターンを変えればいいの?
まずは、自分に優しくしてあげる練習をしてみることから始めてみよう。たとえば、もし友達が同じようなことで悩んでいたら、こころちゃんは「ダメだね」って友達を責める?それとも「大丈夫だよ」って励ます?
責めたりしないよ!「大丈夫だよ」って言って励ましてあげると思う…。
そうだよね。だから、同じように自分にも優しい言葉をかけてあげていいんだよ。自分が大切な友達にどう声をかけるかを考えると、わかりやすいよ。
ポイント2
自分を責めるパターンに気づいたら、自分に優しくする練習を
自分を責めてしまう考え方のパターンに気づいたら、まずはその考え方を変えるための練習をしてみましょう。友達に対して優しくするように、自分にも優しくしてみてください。もし失敗したりミスをしたときに「自分が悪い」「こんな自分はダメだ」と思ったら、「それでも大丈夫」「自分を許していいんだ」と自分に声をかけてみてください。自分を責めるのではなく、やさしく声をかける習慣を作っていくことが大切です。
でも、自分に優しくするのって慣れない…。できるかな?
最初は難しく感じるかもしれないけど、少しずつでいいんだよ。たとえば、「今日はよく頑張ったね」って自分に声をかけることから始めてみて。大切な友達に言うみたいにね。少しずつ心が軽くなっていくのが感じられるよ。
わかった。少しずつやってみるね。早く心が軽くなるといいな。
まとめ
自分を責めてしまうのは、過去の経験や「考えるパターン」が大きく影響しています。しかし、そのパターンに気づき、少しずつ変えていくことで、自分を責める回数を減らすことができます。まずは、自分に優しく接することから始めてみましょう。友達に接するように自分にも温かい言葉をかけてあげることで、心が軽くなるのを感じられます。
自分を責めずに心を軽くするためのポイント
考えるパターンに気づく
自分を責めてしまう思考パターンに気づくことが第一歩です。それが過去の経験や環境から影響を受けていることに気づきましょう。
自分に優しく接する
友達に言うように、自分にも「大丈夫だよ」と優しい言葉をかけてあげてください。無理に変わろうとせず、少しずつ自分を励ますことで、自己理解が深まり、心が軽くなります。
自分を責めるかわりに優しく寄り添えたら、少しずつ前に進む力を感じられます。焦らず自分のペースで進んでいきましょう。
Calm
この会話で使われている心理学的アプローチ
この会話は、セルフコンパッション(自己への慈しみ)と認知行動療法(CBT)に基づいています。
セルフコンパッションでは、他者に向ける優しさを自分に向けることで、自己批判を減らし、心の健康を保つことができます。自分に厳しい態度を取ってしまうパターンを改善し、優しく対応することで、ストレスが軽減されます。
認知行動療法(CBT)では、思考パターンの偏りに気づき、そのパターンを変えることで感情や行動に良い影響を与えることを目指します。自分を責めるクセに気づき、代わりにどうすればよかったかを冷静に考えることで、感情的な負担を減らすことができます。
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